勉強のために!
2023年12月に大分県の軽貨物法人さまが主催のオンラインサロン:ラストワンマイル革命に、行政書士でありながら入会させて頂きました。
目的は軽貨物事業者さまのニーズを探ることにあります。もちろん行政書士目線です。
行政書士にとって軽貨物はサポートすることがほとんどありません。というのも、手続きは決して難しいものでないため手助けの必要があまり感じられないためです。このあたり「代書屋」などと言われる行政書士の哀しい事情です。
軽貨物事業者さまは一人親方の個人事業主が多いためサポートのし甲斐はあると思っているのですが、先様にとって必要性を感じることは少ないとも思っています。
それで手続き面よりも、業務委託の面でサポートできるのではないか?と考え、軽貨物事業者さまの生の声を聞きたくて入会を決めました。
もう一つ、軽貨物事業に対して国も動き出している事情があります。なので法改正情報を軽貨物事業者さまに届けたいという思いもあります。
やっと公開されました。
2023年初頭から、国土交通省内では「貨物軽自動車運送事業適性化協議会」というものが開かれていました。第1回、第2回の内容は非公開でした(ちなみに、情報公開制度を利用して協議会の資料・議事録を開示請求していました。内容はほぼ非開示でしたが)。国土交通省:貨物軽自動車運送事業適性化協議会のページ
ところが2023年12月26日に第3回が開催されました。この回は内容が公開され、過去の協議会についてもわたしが開示請求した以上の内容も公開されています。
協議会の目的
軽貨物事業者の交通事故は、近年増加の傾向にあります。というのも軽貨物は宅配のラストワンマイルを担っているため狭小な住宅地を走ることが多いため、タクシーと同じく、交通事故の割合が多いのです。
この傾向に歯止めを掛ける=交通事故を減らす=安全対策を講じる必要があるため、遂に制度化の検討を始めました。
検討されている内容
軽貨物では義務化までされていない、一般貨物で義務化されているものをスライドすることが検討されています。
ただ、軽貨物には一般貨物にない独特の事情があります。それは先に述べたとおり『一人親方が多い』ということです。
一人親方ということは①自己管理になってしまい事業所内に監督役が不在であること、②事業者数が一般貨物に比べて桁違いに多く、外部機関がどうやって監督していくか? ということが懸念点として挙げられています。
まだ第3回の議事録は出ていないので具体的な協議内容はまだ分からないので、公開されしだい精査しようと思います。
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